概要
TOEICリーディングの100問を75分で解く練習のため、M5Stack Basicを壁掛け時計のように使うペース管理機器を制作した。残り時間と問題番号を大きく表示し、問題ごとの所要時間とPartの区切りを記録する。M5 ATOM LiteのBLEリモコンで問題を進められ、PCではWebビューアでログを棒グラフとして振り返れる。
背景・目的
TOEICでは時間内に解き終わることが重要である。そのため、模試では最後まで解けなかったことだけでなく、どのPartや問題で時間を使いすぎたかを知る必要がある。スマートフォンは通知や他のアプリが気になりやすいため、試験時間だけを大きく示す専用の画面を作った。解いている最中のペース管理と、終わった後の振り返りを一つの仕組みにつなげた。
制作で考えたこと
試験中に複雑な操作をしたくないため、本体は時間と進行だけを見せ、離れた位置からでもBLEリモコンで次の問題へ進めるようにした。途中で電源が切れても記録が失われないこと、過去の練習を見返せること、ログを簡単にグラフとして読めることを重視した。
実装・制作内容
M5Stack側はESP32、M5Unified、Preferencesを用い、15:45から17:00まで(TOEIC午後の実際の試験時刻)の時計表示、問題101〜200の進行、NVSへの途中保存、直近5セッションの履歴、USBシリアルCSV出力を実装した。M5 ATOM LiteとはBLEで接続する。PC側はWeb SerialでCSVを読み込み、問題ごとの時間、Part区切り、外れ値、ブロックごとの傾向をJavaScriptで可視化する。


結果・学び
小さな学習支援でも、使う最中の画面と後から見るデータでは必要な情報が違う。M5Stackの一目で分かる表示と、PCの細かなグラフを役割分担させることで、記録を次の練習へつなげる道具にできた。





