制作の経緯
友達の父親に頼まれて、アンプの操作部分の電子回路を作ることになった。依頼主はオーディオ機器の会社を経営していて、新たにリモコン操作に対応させるために回路にICチップを組み込みたいということだった。しかし回路制作は得意だが、プログラミングはやったことがないということで、マイコンを使った制御部分の制作を私に依頼したということだった。
要件
要件は、以下のとおりである。
- 既存のロータリーエンコーダーからの音量とチャンネルの操作ができる
- 新たにリモコンによる操作に対応させる(リモコンモジュールは指定)
- ボリュームコントローラーのチップにシリアル通信する

環境構築と制作準備
テスト用の部品の調達

PIC実験boxの作成
自宅での開発のほかに、依頼者宅まで持ち運んで制作物を見せに行くことも想定し、実験boxを作成した。
これは小学生のお道具箱やプログラミングの仮装環境構築に着想を得た。部品を無くしにくいほか、片付けが容易で散らからないため重宝している。
バージョンが変わったら新たにセリアで箱を追加購入して、フォルダ分けのように扱いたいと考えている。

MacでのPIC Kit3での書き込み環境構築
PICの開発には、ライターと書き込みソフトが必要になる。Apple Silicon Macでは書き込めるようにするまでにたくさん問題が起こると予想していたが、最新のMPLAB X IDEと8bit用のコンパイラーをインストールすることで、特に引っかかることなくLチカができた。
プログラミング(製作中)
今後はボタンからの入力(特にロータリーエンコーダの入力)、リモコンからの入力、オーディオボリュームへの制御、状態表示の出力などを順番に順番に作る予定である。