Inter BEEとは
2025/11/20(木)にInter Bee 2025へ行ってきました。
Inter BEEは、日本随一の音・映像・通信のプロフェッショナルが一堂に会し、メディア&エンターテインメント産業の最前線から、コンテンツビジネスに関わる最新のイノベーションを提案する国内最大の「メディア総合イベント」です。
https://www.inter-bee.com/ja/about/outline/
いつも使っているカメラ、ストレージ、音響機材、ネットワーク機器メーカーなど、聞いたことがある企業がたくさん。逆に出展していない企業を探すのが大変なくらい色々な展示が集まるイベントです。毎年11月の平日に3日間、幕張メッセで開かれているようです。
私は2回目の参加。関東に出てきて最初の年に見に行ったInterBee 2023で感動し、毎年行こうと決めていました。
InterBEEに行く目的は
私がInterBEEに行く目的は3つあります。
- 最新の機材に触れる
- 研究分野(VR, AR)の知見を広める
- 企業のノベルティをゲットする
最初の2つは置いておいて、一番のビッグイベントはノベルティをもらえることです(学生目線)。
InterBEEでは至るところでロゴが入ったトートバックやステッカー、ペンやガジェットといったノベルティを配っています。基本的には展示して商談につなげるために出展している企業も多いはずで、そういった企業はお仕事相手になりそうな来場者に渡すために用意しているのだと思います(それが普通のハズ)。
ただ中には、SNSフォローのキャンペーンやガチャガチャを大々的にしている企業ブースもあり、学生に対しても快くノベルティを手渡してくれるのです。
というわけで、機材に触れたり知識を得たりするのと同時に、もしかしたらノベルティがもらえるかも!?と期待しつつ、早朝から幕張へ向けて出発!
いざ幕張メッセへ
Inter BEEは千葉の幕張メッセで行われます。最寄りは海浜幕張駅。
前橋からは両毛線ー上野東京ラインー京葉線を乗り継いで3時間強かけて向かいます。10時前着を目指して私が乗った電車は、前橋駅から東京駅まで直通だったので、乗り換えが1回で済みました。
6時台の高崎線は空席が多く、1号車のクロスシートに座れば膝上PC作業も捗ります。東京に近づくにつれて混雑してきて、優雅に作業というスペースも取れなくなりますが、その頃には私は作業をやめて寝落ちしているので問題ありません。
京葉線に乗り換えて40分。この電車に乗っている人達はみんなメディア技術に興味あるのかぁ、と同士愛が生まれた頃に舞浜駅に到着。そこでほとんどの人が降りていきました。(そういえば最近ディズニー行ってないなぁ)
幕張メッセに到着
というわけで無事に10時前に幕張に到着。今回は中学高校の先輩と久しぶりに連絡をとり、一緒にInter BEEに来ることになりました(やったー!)
InterBEEは一人で回るよりも、2,3人で回るほうが楽しいと思っています。特に自分と分野が違う人が一緒だと、知見が深まって尚良い。
ここでは私が回ったブースのうちのいくつかを紹介していきます。
大きなたくさんのLEDビジョン
大型ビジョンを専門に展示しているブースもいくつかあり、そうでなかったとしても多くの企業が映像投影のためにバカでかLEDビジョンを設置しているので、会場ではたくさんの巨大画面が見られます。
万博もでしたが、LEDビジョンとプロジェクターの祭典かと勘違いしそうです。

こちらはX NEXTのブース。LEDビジョンに加えてミラーボール?で装飾しているので異彩を放っていました。
中に入って写真を取るように促され、映えポイントでした。
日本未発売 Galaxy XRの展示
私はVR系のゼミに入っているので、VR, AR関係の技術は特に見ておこうと思っていました。
これはGalaxy XRの体験ブース。
ちょうどその日にゼミがあり、本来は欠席になるところをオンラインで参加させてもらえることになったので、そこでの報告も兼ねて体験しました。

1,2人ほど順番を待って早速体験。視野角はQuest 3よりも狭めでした。他にも展示の手段としてHMDが用意されているブースがあり、会場内でHDMのつけ比べみたいなことができたのですが、視野角の広さについては
Vision Pro > Pico 4 > Quest 3 > Galaxy XR
という順番に感じられました。ただしスイートスポットの広さはVision Proが圧倒的でした。

UIはAndroidと似ていて、Androidに慣れていれば直感的に操作できそうです。この体験では手には何もデバイスを握らず、ハンドトラッキングのみで操作しましたが、手を認識する範囲がQuest 3よりも体感とても広く、操作がしやすかったです。

Androidと同様に、画面を囲んでGeminiに聞くことですぐに検索ができます。
他にもGoogleマップやストリートビューに入り込めると言った、VRならではの体験もできました。
VR180撮影のカメラの展示
VRに関連して、VR180撮影用のカメラも見てきました。
会場内に置いてあったのはEOS VR SYSTEMとBlackmagic URSA Cine Immersiveの2種類。
それぞれあらかじめ収録された映像をVRゴーグルで見ることができましたが、やはりBlackmagicの方が大きいだけあって高画質でした。



NHKとJEITAの最新技術の展示
一昨年も行って、展示内容として一番面白かったのがこのブースです。白いベストの案内係の人と、青いベストの説明員がいて、詳しいことを聞きたい場合は青い方の係の人に聞けば何でも答えてくれます。JEITAブースのどの展示も丁寧に説明してくださり、とても勉強になりました。

今回外せなかったのは、この「触覚と香りで体感する3次元コンテンツ」というブース。体験時は、モニター右下に置かれている筒状のデバイスを手に持って体験します。
この筒状デバイスは振動が出るだけでなく、温度を感じさせることができるもので、お茶の湯呑を持っているシーンでは熱く、かき氷の器を抑えているシーンでは冷たくなりました。
さらにこの体験では風と匂いも感じられ、いちごシロップの匂いやそよ風を感じることができました。

匂いについてはこれまでの展示で体験したことがなかったので、どのようなデバイスを使っているのか聞いてみました。
モニター左下の六角形の装置にこのような匂いカプセルがあり、そこから風が出ることで匂いを発生させているそうです。六角形の中に6つのカプセルが入れられるので、あらかじめ決めた6パターンの匂いを出すことができるとのこと。
このカプセルは3000回使用可能で、InterBEEの開催中は取り替えなくても持つそうです。
他にも展示はたくさん
ここまでVR関係の展示を紹介しましたが、Inter BEEはメディア・イベントなのでカメラや放送機器の展示もたくさんあります。シネマ用やスタジオ用の高いカメラを触ったり、大きなコンソールを触ったり、普段は触ることのない機械をたくさん見ることができました。
全部は伝えきれませんが、雰囲気を写真で共有します。







来年もまた行きたいInterBEE
ここまでInterBEEで行ってきたという紹介でした。
冒頭に触れたノベルティですが、期待通りいろいろなノベルティをもらいました。
特にSmallRigやHollylandはSNSキャンペーンをしていて、お祭り状態。SmallRigではガチャガチャをして3等のナップサックをもらいました。
今回は滞在時間が短くすべて回り切れずに返ってしまいましたが、来年は2,3日間かけてじっくり見て回りたいです。体力が持つかどうか心配。
技術系に興味のある学生、特に中高生もぜひ訪れてほしいイベントです。入場無料で幅広い分野の深い展示がこれほど集まる展覧会は貴重だと思います。
ぜひ皆さんも行ってみてください。






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