概要
イベントで一眼カメラにより撮影した写真を、QRコード経由で参加者へ届ける仕組みを制作した。Androidアプリで写真を取り込み、チェキ風フレームを合成してアップロードし、閲覧ページへのQRコードを表示する。学園祭や入学式で実際に使い、写真を受け取るまでの流れ自体を楽しんでもらうことを大切にした。
背景・目的
イベント写真は、撮った後に共有されるまで時間が空きやすい。単にダウンロードリンクを渡すのではなく、撮影した写真がその場に現れ、参加者が自分のスマートフォンへ持ち帰るような体験をつくりたかった。紙のチェキを受け取るときの期待感を、デジタル共有にも持ち込むことを目指した。
制作で考えたこと
会場では操作する人も受け取る人も急いでいるため、写真選択からQR表示までを短くした。アプリ画面では写真カードが下から現れ、QR面へフリップする動きを入れた。データ処理の効率だけでなく、待っている数秒が「写真ができあがる時間」と感じられることを意識している。
実装・制作内容
AndroidアプリはKotlinとJetpack Composeで実装した。写真のExif方向を補正し、縦横に対応したフレームを合成してJPEGへ変換する。NextcloudのWebDAVへアップロードし、共有リンクを発行して閲覧ページURLのQRコードを生成する。監視フォルダの自動スキャンにも対応し、Web側では写真表示、保存、閲覧ページ自身のQR表示を提供した。


結果・学び
写真共有は、ファイルを渡せれば終わりではない。参加者が迷わず受け取り、撮影されたことを嬉しく感じられる流れまで設計することで、技術がイベント体験の一部になると学んだ。現場で使った反応をもとに、操作数や表示の見せ方を調整している。





