4チャンネルの振動出力を調整するVibraLabの画面

VibraLab — 複数の振動アクチュエータを波形とタイミングから設計する実験支援アプリ

概要

複数の振動アクチュエータに出す信号を、macOS上で調整する実験支援アプリを制作した。4系統の正弦波について、周波数、振幅、位相、サンプル単位のディレイ、マスターゲインを個別に扱える。頭部周辺の振動を複数箇所へ提示する予備的観察で、条件を素早く変えながら試すために使った。

背景・目的

振動を複数箇所へ提示するときは、鳴らす・鳴らさないだけでなく、どのチャンネルを、どの強さ・タイミングで出すかが体験を左右する。DAWや汎用の音響ソフトでも試せるが、必要なパラメータだけをまとめて調整し、実験条件として残せる小さな道具が欲しかった。

制作で考えたこと

実験中に細かな値を何度も変更するため、波形生成の内部実装より先に、条件が読み取れるUIを整えた。出力チャンネルを明確にし、各チャンネルの設定が混ざらないこと、変更後のタイミング関係をプレビューできること、条件をプリセットとして保存できることを重視した。

実装・制作内容

SwiftUIで設定画面を作り、CoreAudioとAudioToolboxで8チャンネル以上のオーディオインターフェースの出力5〜8へ信号を送る。4つのチャンネルごとに正弦波を生成し、周波数、振幅、位相、ディレイを独立に制御する。表示側では波形の開始位置と重なりを確認でき、条件ごとの差を把握しながら調整できる。

VibraLabで4チャンネルの出力を調整している画面
一覧用に整えたサムネイルとは別に、元のアプリ画面を本文へ掲載する。
VibraLabのアプリアイコン
振動アクチュエータをモチーフにしたアプリアイコン。

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